「第３２回日本心臓血管内視鏡学会学術集会」を終えて

日本医科大学　千葉北総病院循環器内科
高野雅充

 今年で32回目を迎えた日本心臓血管内視鏡学会は9月29日に東京シェーンバッハ・サボーにて開催されました。台風24号が接近する悪天候のなか、146名の方にご参加頂き盛会のうちに終了することができました。「一新！　真を見極め新たな可能性を探る！」というテーマに基づいて、さらに発展することが期待される冠動脈領域以外の血管内視鏡や新しく登場した薬剤・ステント・内視鏡カテーテルにもフォーカスを当てたプログラムを組みました。シンポジウム、各種セミナー、教育セッション、一般演題を含め57演題の発表があり、有意義な熱い議論が交わされました。今回で9回目となる褒賞内田賞の受賞式とベストイメージ賞の選出も行われ、学術集会と並列して第16回心臓血管内視鏡講習会も開かれました。今後、心臓血管内視鏡がどのような形で臨床研究や治療に貢献していくべきかを考える機会になったのではないかと考えています。

 来年は大阪労災病院の西野雅巳会長のもとで開催されますが、多くの参加者が集い新しい知見・研究成果が発表されることを期待しています。

 最後になりましたが、参加して頂いた方々、協賛を頂いた企業の皆様、裏方として学術集会を支えてくれた運営事務局・学会事務局関係者ならびにスタッフにこの場を借りて心より感謝申し上げます。